とりあえずは起業の経緯を。
それは2002年。中学校の同窓生で、ずっと友人として付き合ってきた人(現在当組合副理事長)と新宿で飲んでいたのです。当時、まだ30代。都内のパソコンスクールの講師として働いていた私は、いろいろと思うことを叫んでおりました。
「パソコンのテキストって「一週間でできる」とか、「簡単!」とか書いてあって買ってみるけどその部分は本当に入口のところで、ちょっと複雑なことやろうとおもったらすぐに専門書になるのよね」
「データベース(MS Access)なんて、本質が書いてなくてあくまでユーザーレベル(しかも初心者)のことしか書いてないから、全然わからない。使えるけど、作れないってやつよね」 等々。
そんな中、副理事長が言いました。
「あのさ、とりあえず本書いてみない?」
彼はその当時プログラミング系の書籍を何冊も書いていまして、その出版社に私を紹介してくれたのです。それで書いたのが、
「Accessではじめて学ぶデータベース―実際に使えるサンプルデータベースをつくりながら習得する」
「Access逆引き大百科―やりたいことからコマンドがわかる」
・・現在絶版です。というか出版社がもうありません。
でもこの時、パソコンスクールではできないことをやりたいなあ・・と漠然と感じ始めていたのでした。