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リコの書くブログ029

恋バナを・・というリクエストがありましたが、過去のことであっても現在リアルにつながりのある方が多いため、さすがに書けません(笑) しいて言うなら、大学2年の夏までの私は何をしていたか記憶がないくらいだった、ということです(勉強は別)。で、後半はほぼ修羅場で、わたくしの一生分の恋愛感情は、20歳で枯らしましたので。若さゆえ、幼さゆえと笑うこともできますが、心にも時間にもお金にもイタイお勉強をいっぱいしましたので、これ以上は許してやってください。
まあもし、今後もう一度そうした感情を復活させてくれる方がいらしたら、残りの人生全部捨ててもいいです(けっこう本気)。

というわけで、やあっと生物学の話。
生物を勉強したくてこの大学に入ったわけですが、2年生まではそれほど自分がやりたい科目を取ることができませんでした。生物、というよりはやはり「人間」。人間の構造と機能とか、生物学も概論とか、そういう感じでした。いよいよ3年生になってゼミ選び。ここで私は迷うわけです。
社会学と生物学、どちらを専攻するか。社会学の調査が面白すぎて、かなり惹かれました。どちらにせよ大学院に進もうと思っていたのですが、どっちが良いだろうと本当にギリギリまで迷いました。
結局は初志貫徹ということで生物に。遺伝学の先生が素晴らしい方で、その先生のところに行きたかったんだから、ちゃんとまっとうしようと。また、社会学は例えば大人になってから独学でもある程度できるかもしれないけれど、生物学は設備がないとできないから、これは今しかできないなという理由でした。
実際今は生物学とは縁がなく、社会学に縁があるという・・人生不思議ですね。

さて、選んだのは遺伝学。まさにDNAのところ。3年時はゼミでまだまだ「お勉強」ベースでした。女子3人の男子2人という少人数でしたが、みんな仲が良くて楽しかったです。4年になって、卒論研究へ。さあ、DNAだ!と思ったのですが、私が与えらたテーマは「高度好塩性細菌のべん毛」について。ざっくりいうと、高度好塩性細菌は、イラクの塩湖とかにいる、高濃度の食塩水の中でしか生きられない古細菌です。そいつらのべん毛がどうなっているのかを調べる、というテーマということです。どれくらい高濃度かというと、5mol。つまり、1Lの精製水に約300gの塩を溶かすというしょっぱさです(記憶で書いてます。ちゃんとmol濃度計算、昔はしてました)もうね、舐めたらビリっと震えるくらいですよ。そいつをさらに寒天培地にして増やすのです。増えると真っ赤なの。
以下次号~