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リコの書くブログ004

中央会では突然の訪問にも笑顔で対応していただきましたが、そもそも「企業組合」とは何かがわからない。でも、私たちのように資本がない人間が起業するには最適だというのです。どういうこと?企業組合ってなんだろう・・ということで説明を受けました。

企業組組合は、個人の創業を応援する制度で、勤労者や主婦、学生などの個人(4人以上)が組合員となって資本と労働を持ち寄り、自らの働く場を創造するための組織です。つまり、組合員全員が経営者であり、労働者であるという考え方。組合員間には「雇用」の概念がありません。(組合として人を雇うことはできる)組合自体が、アイデアや技術などを活かした事業を会社と同じように「法人格を有する」事業体として実施する組織なのです。年齢、学歴などの制限がなく、勤務時間など、どのような働き方をするかは組合員が全員で決定することができます。よく、労働組合の「企業内組合」と間違えられますが、全然違うのでご注意を。組合員の働く場を確保することが最大の目的なので、一定の割合の方々には事業に従事する義務が課せられていますが、株式会社などの法人や任意団体も加入でき、連携しながら事業展開することができます。
企業組合の歴史は結構古くて、企業組合の元になった生産協同組合は、明治時代の産業革命期にさかのぼります。まあ、うまくいかなかったみたいだけど。実際には、昭和24年に制定された中小企業等協同組合法の中で企業組合制度が実現しました。いずれにせよ、最近の起業ブームで出来上がった組織ではないのですが、あまりに知られてないので「新しい形態ですね~」などと言われます。
あと、「企業連合」とか紹介されることもあります。

私が気に入ったのは「組合」であるため、雇用形態がないこと。中学の同級生と起業しているので、ずっとフラットな関係でいたかったことが一番です。また、出資金ではなく、資本金という考え方なので、後から増やすとか、そういうことを考えなくていい。県の認可が必要ですが、自分たちが興したい事業に見合った額であれば、良いのです。子育て、家のこと、(うちは両親と同居なので介護も)との両立を考えたとき、自分がフルタイムで働くことは無理だと思っていたので、私には大変魅力的に感じられました。

現在はそもそも「なぜ家のことを私一人がやるんだろう・・」という疑問があるので、あまり「両立」を考えてはいないのですが、それでも子供が小さかった時、自分の采配で勤務時間を調整する(ような就業規則にした)ことができるのは助かりました。

自分の働き方は自分でつくる、それがうちの会社。そして私の生き方なのです。