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リコの書くブログ044

大学院生活は、1年生の後半から2年生の前半で就職活動をいたしました。
私は就職協定最後の年。なので、一応、「解禁日」までは水面下で動くというか、資料請求とか、それも
就職を「におわせないで」やるとか、まあいろいろありました。何度か書いている通り、氷河期を通り越して「超」氷河期時代の就職活動。大学院出の理系女子なんて、まったく就職先がないわけです。まだ、女性がずっと働くという社会でもなかったですから、初任給が高くて、プライドも高そうで、すぐ辞めちゃいそうな女性は取らなかったわけですよ。軒並み「ご縁がなかったということで」の通知ばかり。同期の男の子(旦那)はいくつも内定貰っていたし、ほんと、なんでかな・・と思っておりました。

ま、今日はその話ではないのです。22歳の後半、私は急に太った(ウエストだけえらく増えた)とか、なんか手を当てるとおなかの中にかたまりがあるのが分かるとか、いやーんな雰囲気を感じ取っておりました。とりあえず触って「堅くない」「なんか動く」ということから勝手に悪性ではないと決めつけていましたが、何かあるのは確か。これ、何科に行ったらいいんだろう、そもそもそんな時間ない(好塩菌が死んじゃう!)とのことで放置しておりました。で、5月のある日でした。大学院のゼミは、自分の研究の進捗について発表をしたりします。そのために毎回準備をしてレジュメをつくるのですが、その準備をしていた全日、お風呂で足をあげて浴槽に入ろうとしたら・・ものすごい痛みが襲ってきて、まったく動けなくなりました。特に出血は無い、でもこのままお風呂にいたらヤバイというのはわかって、はい出るように部屋に戻り、ホッカイロをおなかに充てて就寝。朝にはだいぶ痛みは治まっていましたが、これは絶対お医者に行かねばならんと、意気消沈して大学にいったのでした。

研究室に行って、教授に「すみません。おなか痛いので今日はゼミを休んで病院に行きます。今日が発表だからさぼるわけではないのです?」と謝り、多分時間かかるだろうと学食でご飯を食べて(このことについて今でも旦那にあきれられています。なぜこの事態で食べるのかと)、旦那(当然その当時は旦那ではないよ)に送ってもらって病院へ。内科と産婦人科がいっしょにあるし、結構大きいところだったので、そのどっちかだろうと思って行くならここかなと見当をつけていたところです。

まずは内科を受診。問診と、触診の後、先生が「これは内科じゃない、婦人科!!」と叫び、
すぐさま婦人科へ。結構焦った感じだったので、それを聞いてもしやとんでもないことなのでは??と
初めて感じる私。どこまでのんきなんだか。

というわけで、待ち時間すっ飛ばして隣の産婦人科に直行したのです。

・・つづく